虫歯
こんなお悩みはありませんか?
もし以下のような自覚症状がある場合、虫歯の可能性があります。
- 歯の溝が黒ずんでいる
- 冷たい飲み物や食べ物で歯がしみる
- フロスが引っかかる
- 噛むと痛い
虫歯の発生原因と症状
虫歯の発生原因
虫歯とは、一言でいうと酸によって、歯が溶かされる病気のことです。もともと人間の口の中にあるミュータンス菌などが、口の中に入ってくる食べ物などの糖(とう)を利用することで『酸』を作り出します。その『酸』は、歯の表面であるエナメル質を溶かしてしまいます。エナメル質が溶かされてしまうと、一気に虫歯は広がり、痛みを伴います。
症状
虫歯は、全く痛みがないものやズキズキと痛むものまで様々です。
黒い点が歯ブラシでは落ちない場合や、小さな穴を見つけたら虫歯が大きくならないうちに歯科医院にかかることをおすすめします。
第一段階
欠けている箇所が小さい場合
虫歯になりかけている歯や、エナメル質にとどまっている虫歯の場合、痛みなどは感じません。小さな穴が空いていたり、黒く点になっていたりします。虫歯になりかけでそれ以上進行しない場合は、治療をせずに様子を見るとこともあります。
第二段階
欠けている箇所が大きい場合
エナメル質を超え、象牙質にまで達している虫歯は全く痛みがない人もいますが、多くの人は、甘いものや、冷たいものが染みたり、痛みがでたりします。虫歯を削って、痛みが出る場合は麻酔もします。治療回数は、1回もしくは2回かかります。
第三段階
虫歯が神経に達する場合
神経にまで達した虫歯です。何をしなくてもズキズキと痛みがあります。冷たいもの、温かいもののどちらを口にしても痛みが数秒から数十秒続く場合があります。神経の処置は回数がかかり、1〜2週間に一度程度、来院していただく必要があります。
治療せずに放置しておくと(早期治療の重要性)
痛みがないからまだ大丈夫だと思ってはいけません。
一度、虫歯になった歯は自然には治癒しません。また、虫歯によって一度抜いてしまった歯は、新しく生えてきません。痛みが出てしまうほどの虫歯は神経にまで進行している場合がほとんどてす。神経を取ってしまうと歯は水分を失い枯葉のようになり、強度もなくなるため歯が欠けやすくなったり、隣の歯に影響を及ぼしてしまうこともあります。
痛みが出てから歯科医院にかかるのではなく、普段から定期検診を受けるようにして、早期治療を心掛けましょう。
当院での治療方針
当院では、できるだけ「痛くない」「削らない」「抜かない」を心がけて治療をおこなっております。麻酔の際は、表面麻酔薬を歯茎に塗ることで、歯茎 にチクッと刺さる注射の痛みを和らげることができます。
また、注射の針も最も細い針を使用することで、小さなお子さまでも痛みを感じにくいよう、細心の注意をはらっています。
治療の流れ
カウンセリング
まずはお悩み症状をお聞かせください。
何を最優先で治療を行っていくか、ご相談させていただきながら一緒にお口のトラブルと向き合っていきます。
レントゲン
目には見えない部分の虫歯や症状を確認するために、レントゲンのお写真を撮らせていただきます。
レントゲンをご希望されない方はお気軽にご相談ください。
治療計画決定
カウンセリング、レントゲン写真を元に治療計画を立てていきます。
その際も、些細なことでも疑問に思ったことやご相談がありましたらお伝えください。
治療スタート
患者様がご納得いただけたら治療開始です。
治療のたびに、どこの歯を治療するのか、麻酔は使うのかなどしっかりとご説明させていただきます。
けやき歯科医院の治療法
当院では、なるべく「抜かない・削らない・痛くない」をモットーに患者様にできるだけ 負担のない治療をこころがけています。
麻酔をする際は、患者様がほとんど痛みを感じることがないよう、表面麻酔薬を使用し、注射の針も最も細い針を使用しております。表面麻酔薬を歯茎に塗ることで麻酔の針を刺す時のチクッとした痛みを和らげることが可能になります。細い針を使うことで、針が刺さる瞬間を感じにくくなり、小さなお子さまでも痛みをあまり感じることなく麻酔を打つことが可能です。そのほか、虫歯の部分しか削れないドリルを使用することで余分に歯を削ることを防ぐことができ、患者様もお口を開けている時間を短くすることができます。
第一段階
欠けている箇所が小さい場合
虫歯の部分を削って型取りを行い、銀の詰め物を入れて治療完了です。
第二段階
欠けている箇所が大きい場合
虫歯の部分を削って歯の神経を残す処置を行い、再度ご来院いただきます。状態がよければ型取りを行い、次回来院時、銀の詰め物を入れて治療完了です。
第三段階
虫歯が神経に達する場合
神経を取る処置をします。神経の管の消毒を行うために数回通院し、神経の管に薬剤を入れるなどの数回の治療が必要です。
※虫歯の状態により、長期間の通院や麻酔が必要な場合があります。
治療期間と通院の頻度
虫歯の状態によって通院期間は異なります。
一般的な治療期間の目安は、2週間~6ヶ月程度です。治療途中で通院をやめてしまうと虫歯の進行や悪化の要因となりますので、完治までの通院をおすすめします。また、虫歯が小さい場合は、1回で治療が終わることもあります。治療が何度かかかる場合は、1〜2週間に一度のペースで来院していただく必要があります。お仕事やご家庭の事情で頻繁に来院することが難しい場合はお気軽にご相談ください。
治療の料金・保険適用について
虫歯の治療は基本的にすべて、保険治療で治すことが可能です。
歯の場所によっては、保険で白い詰め物や被せ物にできないこともあります。
白い詰め物、被せ物をご希望の方には自費治療も行なっております。
自費の場合、1本あたり25,000円〜80,000円ほどの費用が発生します。
虫歯の予防方法
セルフケアでは完全とはいえない虫歯予防を補ってくれるのが、歯科医によるプロフェッショナルケアです。専門的な口腔ケアにより、歯磨きの際の磨き残し等による虫歯の進行を防ぎます。
府中けやき歯科医院では、虫歯予防としてクリーニングを定期的に行うことをオススメしています。
シーラント
奥歯の磨き残しによる子供の虫歯を防ぐのがシーラントです。奥歯の溝の部分をプラスチックでコーティングして虫歯を予防するほか、フッ素物により再石灰化を促進します。
クリーニング
普段の歯磨きでは落としきれない汚れを除去するのが、歯科医によるPMTC(Proffesional Mechanical Tooth Cleaning)です。専用の器具を使ってクリーニングを行うので、歯の表面の着色汚れはもちろん、虫歯菌の棲みかとなるバイオフィルムもスッキリ落としてくれます。
アウスジェット
霧状のスプレーで薬液を直接、歯周ポケット内に浸透させるのがアウスジェットです。虫歯の原因となる歯垢(プラーク)の除去や口臭を予防する効果があります。
専門の歯科衛生士も在籍しておりますので、30分〜1時間程度、時間をかけてクリーニングすることも可能です。
歯茎の中の縁化歯石も除去することで、歯茎の健康も保つことができます。
よくある質問
小さなこどもを連れての治療は可能ですか?
もちろん可能です!お母さま、お父さまが治療の間、絵本やぬいぐるみでスタッフが一緒に遊んで待っていることもできます。
ベビーカーでお越しの際は、1階入り口のブザーを押していただければお迎えに参りますので、お気軽にお申し付けください。
治療回数を減らすことは可能ですか?
治療の内容によっては、難しい場合もございます。
しかし、何度も通院できない方もいらっしゃるかと思いますので、その際はご相談ください。
1回のご予約時間を長く取っていただき、一度の診療で何箇所かの治療を進めるという方法もございます。
あまりおすすめはしていない方法なので、どうしてもという場合にのみご提案しております。